<アマゾンエフェクト>Amazonの強さと研究開発費

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アマゾンエフェクト(Amazon Effect)とは

 

アマゾンエフェクト(Amazon Effect)とは、大まかには、アマゾンによって発生した変化のことをいいます。

 

例えば、
・アマゾンの採算を度外視した速い配達により、街のスーパーや本屋が閉店してしまう
・アマゾンの価格が安いので、街のスーパーやホームセンターでも安い値段で販売する
といった、ネットショッピングの代表として、小売店を圧倒していくアマゾンのことを指します。
ロングテールショールーミングといった用語も生まれました)

 

 

ロングテール:ロングテール(英語: the long tail)とは、インターネットを用いた物品販売の手法、または概念の1つであり、販売機会の少ない商品でもアイテム数を幅広く取り揃えること、または対象となる顧客の総数を増やすことで、総体としての売上げを大きくするものである。

 

ショールーミング:ショールーミング(showrooming)は、小売店で確認した商品をその場では買わず、ネット通販によって店頭より安い価格で購入すること。

 

更に最近では…

AI(人工知能)アシスタントサービスの「Alexa」の開発、AIスピーカーの販売
・自分たちのデータセンター運用を通して得たノウハウを元に、クラウド基盤「AWS(Amazon Web Services)」の販売
・物流サービスを提供する「フルフィルメント・バイ・アマゾン(FBA)」
(更に、ドローンによる宅配サービス「Amazon Prime Air」の投資・開発)
・高級スーパーのホールフーズの買収、レジ不要の自動決済コンビニ「Amazon Go」の開発

などなども、アマゾンエフェクトといえます。

 

つまり、

将来モノになりそうな分野、自分がダントツに強い分野をビジネスにして、より売上を大きくしていくアマゾンの姿と競争相手を表現した用語です。

 

 

アマゾンエフェクトインターネット通販サイト米アマゾン・ドット・コムの急成長に伴い様々な市場で進行している混乱や変革などの現象を指す。消費者の購買行動が実店舗からオンラインショッピングへと移行したことで、米国内の百貨店やショッピングモールが閉鎖に追い込まれるなど、既存の米消費関連企業が業績悪化や株価低迷に陥った。(証券用語解説集)

 

<アマゾンエフェクト>アマゾンの強さの理由

なぜ、アマゾンがライバルを駆逐できるのか、拡大し続けられるのか、

アマゾンエフェクトをかけれる理由は、研究・開発への投資が半端ない、世界一の研究・開発費をつぎ込んでいる

ということです。

 

具体的に2017年度のアマゾンの決算を見てみましょう。

 

米アマゾン・ドット・コム(2017年12月期決算)

売上高:1778億6600万ドル(約19兆5652億円)

営業利益:41億600万ドル(約452億円)

経常利益:38億600万ドル(約419億円)

研究・開発費:226億2000万ドル(約2兆4882億円)

投資CF:-278億1900万ドル(約3兆600億円)

 

日本円に換算すると、19兆の売上で営業利益が450億。サラリーマン社長の会社なら、ありえない低い利益、きっと株主の突き上げに耐えられないレベルです。

 

で、「営業利益=売上総利益ー経費」ですが、この経費の内、研究・開発費が2兆5千億。
ここを削れば株主への配当なんてすぐに出せるぐらいです。

 

アマゾンの主な財務指標を見ると、(もちろん規模もすごいのですが)規模の割にずば抜けて低い利益と高い研究・開発費が一目瞭然、創業者がCEOだからできることでしょう。

 

アマゾンの研究・開発費 他社比較

世界的なITの大企業、いわゆるGAFA(Google, Amazon, Facebook, Apple)で比較すると、Amazonが世界一の226億2000万ドル(約2兆4882億円)ですが、それにGoogle, Appleが続きます。

 

<GAFA>
Google(Alpabet):166億ドル(約1兆8260億円)、Apple:11.6億ドル(1兆2760億円)

 

日本企業では、業種的に自動車会社の研究・開発費が大きく、日本一はトヨタ自動車になります。それに次ぐ事業規模を持つ、エレクトロニクス関連からパナソニックを比較しましょう。

 

<日本企業>
トヨタ自動車:1兆800億円、パナソニック:4900億円

 

トヨタでも半分以下、パナソニックに至ってはアマゾンの20%程度の研究・開発費と…これでは日本での電器産業は太刀打ちできないはずです。

 

アマゾンエフェクトは、その膨大な研究・開発費で生み出されているのです。

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